在庫を持てば売れるのか

 

在庫を持てば売れだす商品があります。

無在庫だと売れないけど、在庫があると売れる不思議。

みんなが無在庫で出品している中、
一人だけＦＢＡに在庫を持って販売。

なぜか売れる。

 

そんな商品を探すのもおもしろいですね。
タトゥーレ鈴木です。

基本的には売れている商品を探すのが鉄則。

でも、昨日書いたようについつい憶測で
余計なものを買ってしまう。

そんな商品の中には、「売れそう」というだけはなく、
「在庫を持てば売れるかも」という商品も含まれています。

今日はその話。

　

 

１億２０００万人いれば、誰か買うだろ

 

ツールでひろった商品を無在庫で出品している人。
たいていアメリカＡｍａｚｏｎよりも数倍高い値段で売っています。

しかも、お届けは２～３週間後。

「もう少し安くして、在庫を持ったら売れるんじゃないか・・・？」

そんな商品を見つけたことはありませんか？

私はたまにあります。

何個も売るつもりはありません。
でも、１個ぐらい売れるんじゃないかと。
１億２０００万人のうち１人ぐらいは買うんじゃないかと。
オレだったら買うなぁと。

売れた場合、当然良い利益が期待できます。

 

まぁ、たいていは失敗するから止めたほうがいいですけどね。

 

昨日書いたように「１個」ぐらいなら、意外となんとかなります。
（⇒こういう商品を仕入れちゃダメだよね）

本当にしょうもないものとか、海外でも全然売れてないものとかは
かなりキツイと思いますが、ちょっとマニアックでファンが
いそうなブランドなんかは、買う人が現れます。

コレクターに近い人ですかね。

「そのブランドの商品は全て見逃せない」という人が世の中にはいます。

そういう人は、あまり金額にこだわりません。

なので「１個ぐらいなら・・・」なんとかなったりします。

 

在庫を持てば売れる・・・わけではない

 

問題は「それについてきちゃう人」です。

Ａｍａｚｏｎだと売れるとついてくる人が現れます。

売れると一瞬ランキングが上がるからなのでしょうか。

そしてツールで拾われるからでしょうか。

「お、このランキングでこの価格差なら・・・」
と思って買ってしまうのかもしれません。

下はの画像は、とある商品のモノレートのグラフです。

 

screenshot_20150616_162210

赤丸のところで私はこの商品を売っています。

まず最初、無在庫の人が５名ほどおりました。
価格を見るに売る気はほとんどなく、
売れたらラッキーレベルでの出品。

そこに、私が在庫をもってＦＢＡで販売します。

これが意外と売れます。

ちなみに転送料金などを含めた原価は約５５００円。
それが９８００円で売れました。

その後、売れたことでランキングが上がったからか、
ツールに拾われたのか、出品者が増えます。

さらに「在庫を持てば売れる」と分かったのか、
在庫を持つ人も出てきます。

しかし、思いのほか売れないので値段を下げます。

なんとか売れました。

その人たちの在庫はなくなり、また無在庫の人ばかり残ります。
価格は戻りますが、売れません。

その隙をついてまた私が一人、ＦＢＡで売ります。

売れます。

「やっぱり在庫を持てば売れるんやー」
ということで出品者が増えます。

５人だった出品者がMAX２５人にまで増えます。

ところが売れない。

在庫を持っちゃった人たちが、
またずるずると値段を下げ始めます。

ちまちま売れるものの、中々在庫が捌けません。

値段は下がる一方。

その結果、今は７０００円になっています。
もし去年仕入れたのであれば、ギリギリ利益が出るぐらいでしょう。

去年より円安になったので、今から仕入れたら７０００円では
ほとんど利益がでないと思います。

アメリカＡｍａｚｏｎの販売価格も＄１０以上あがってました。

ヒット＆アウェイ商品に注意

 

私は、２回目に売った後、この商品を
チェックすらしていませんでした。

だって、人増えてきてたんだもの。

最近久しぶりにチェックしたらこんなことになっていたので、
この記事を書いてます。

うまく波に乗るか乗らないか、
タイミングというのも重要ですね。

ちなみに今は出品者１６名。
そのうち５名がＦＢＡ。
あとは無在庫。

徐々に出品者数も減っていってるし、
それなりに売れているみたいだから、
もう少しで売り終わりそうだね。

最低価格の７０００円で出品しているのは１名で、在庫はあと１個。

次点以降は８０００円、９０００円、９０００円、１１０００円。

そろそろいい頃合ですかねぇ。

 

というわけで、こういうヒット＆アウェイ商品は、
くれぐれも再仕入れのタイミングに気をつけてください。

また、こういう商品に追随する人。
ちょっと売れてランキング上がってて価格差が
やたら開いている商品は「おいしい」と思う前に、
「どれくらい売れているのか？」に十分注意しましょう。

一発狙いで売っているだけの商品の可能性があるので、
「在庫すればめちゃ売れる」わけではありませんよ～。